BLOG

"住まいの健康診断"のブログ

  • 屋根の補修は重ね葺きが良い?基本から説明します!

    2024/05/12

    屋根リフォームは家全体の見た目や機能性を大きく変える要素であり、多くの方にとって重要な決断です。

    特に「重ね葺き」と呼ばれる方法は、既存の屋根材の上に新しい材料を重ねることで、リフォームを行う方法として知られています。

    この記事では、重ね葺きの基本情報やそのメリット・デメリットを解説し、リフォームを検討している方の選択をサポートいたします。

     

    □重ね葺きの基本情報をご紹介します!

     

    「重ね葺き」とは、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねて施工するリフォーム方法で、別名「カバー工法」とも呼ばれます。

    この方法は、特に既存の屋根を撤去することなく、上から新しい屋根材を追加することでリフォームを完了させます。

     

    *工事内容について

     

    既存の屋根の上に新しい屋根材を直接重ねて施工します。

    重ね葺き工法では、まず足場の組立てと周囲の養生から始め、防水シートの設置、新しい屋根材の張り付け、隙間のコーキング処理が行われます。

    特に重要なのは、既存の屋根がそのまま利用されるため、工事中の家の使用にほとんど影響が出ないことです。

     

    *費用と工期

     

    重ね葺きは、解体や廃材の処理が不要なため、他のリフォーム方法と比べてコストが抑えられます。

    費用相場は、屋根の場合で約100万円から140万円とされており、工期は約5日間です。

    コストパフォーマンスと効率の良さを兼ね備えている方法だといえます。

     

    □屋根の重ね葺き工法が持つメリットは何?

     

    屋根の重ね葺きには、数多くのメリットがあります。

    ここでは、具体的な3つのメリットを見ていきましょう。

     

    1:断熱性・遮音性・防水性の向上

     

    重ね葺きにより、屋根は二重構造となるため、断熱性や遮音性、防水性が向上します。

    これにより、居住環境の快適性が増し、特に悪天候時の生活の質が向上します。

     

    2:リフォーム費用の節約

     

    古い屋根材の撤去や廃材処分にかかるコストが不要になるため、リフォーム全体の費用を抑えることが可能です。

    これは経済的な負担を軽減し、リフォームをより手軽に行える大きなメリットだといえます。

     

    3:短い工期と低減される騒音

     

    重ね葺きは通常の葺き替えに比べて工期が短く、工事中の騒音やホコリも少なくて済みます。

    これにより、日常生活に与える影響を最小限に抑えられ、周囲への配慮も可能です。

     

    □まとめ

     

    この記事で紹介した重ね葺きは断熱性や防水性の向上、リフォーム費用の節約、短い工期などさまざまなメリットがあり、重ね葺きによるリフォームは効率的かつ経済的な選択です。

    屋根の状態や家の構造にもよりますが、適切な情報をもとに最適なリフォーム方法を選択するようにしましょう。

  • カラーベストで屋根の葺き替え?基本からメンテナンスまでご紹介します!

    2024/05/08

    屋根リノベーションを検討している方は、家の屋根選びにおいて何を重視していますか。

    耐久性やメンテナンスのしやすさ、そしてコストパフォーマンスが重要な決め手となることは多いですよね。

    今回は、そんなニーズに応える屋根材「カラーベスト」に焦点を当て、その特性やメリット、適切なメンテナンス方法についてご紹介します。

     

    □カラーベストとは?家に最適な屋根材

     

    カラーベストとは、ケイミュー株式会社によって販売されている軽量で耐震性に優れた屋根材です。

    この屋根材は、その名の通り色彩豊かでデザイン性に富んでおり、住宅の美観を高められます。

     

    特徴を3つ確認しましょう。

     

    1:耐震性に優れている

     

    軽量であるため地震時の負担が少なく、耐震性が向上します。

    特に日本のような地震国においては、屋根材の選定において重要な要素だといえます。

     

    2:安全性の高さ

     

    全数釘止め工法により施工されるため、強風時の屋根飛散や落下を大幅に防ぐことが可能です。

    さらに、不燃材料認定も取得しており、火災時の延焼を抑制する特性を持っています。

     

    3:多様なデザイン

     

    種類豊富なカラーと形状があり、どのような建物にも合わせやすいのが特徴です。

    波型や横一文字カット、グラデーションや木目調など、多彩なデザインが可能です。

     

    □カラーベストで屋根の葺き替え?メンテナンス方法とは?

     

    カラーベストを選ぶメリットは多岐にわたりますが、特に注目すべきはその耐久性とメンテナンスのしやすさです。

     

    *耐久性とコストパフォーマンス

     

    カラーベストは、その耐久性により長期間にわたって優れたコンディションを保てることが大きなメリットです。

    また、比較的安価でありながら高品質を保つため、経済的にも大変魅力的です。

     

    *メンテナンス

     

    定期的なメンテナンスを行うことで、カラーベストの性能を長く保つことが可能です。

    築10年未満では特に、棟板金の点検を行い、釘が浮かないように注意する必要があります。

     

    塗装によるメンテナンスも重要です。

    10〜20年程度経過したカラーベストは、塗膜の劣化が見られ始めるため、塗装によるメンテナンスが推奨されます。

     

    □まとめ

     

    カラーベストはその軽量性、耐震性、多様なデザイン性により、多くの日本家屋に最適な屋根材といえます。

    特に、耐久性とコストパフォーマンスを重視する方にとって、カラーベストは有効な選択肢です。

    屋根の葺き替え時にはぜひ、カラーベストを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

  • 外壁にはガルバリウム鋼板を選ぶべき?耐用年数とメリットを解説!

    2024/05/07

    新築やリフォームを検討中の方で、美しさと機能性を兼ね備えた外壁材をお探しの方は多いでしょう。
    実は、「ガルバリウム鋼板」は美しさと機能性を兼ね備えた外壁材として知られています。

    そこで今回は、ガルバリウム鋼板の特徴から、耐用年数に影響を及ぼす要素まで、ご紹介します。

    □ガルバリウム鋼板とは?魅力や耐用年数は?

    *ガルバリウム鋼板とは?

    ガルバリウム鋼板とは、アルミニウムと亜鉛の合金をメッキした鋼板のことを指します。
    アメリカ発祥のこの素材は、軽量かつ耐久性に優れ、屋根材や外壁材として幅広く採用されています。

    ガルバリウム鋼板は、アルミニウムが55%、亜鉛が43.4%、そしてシリコンが1.6%配合され、溶融したもので作られています。
    この特殊な配合比により、高い耐久性とともに軽量性を実現しています。

    *外壁材としての人気の秘密

    ガルバリウム鋼板が外壁材として人気なのは、4つの特徴があるからです。

    1:耐久性と軽量性

    軽量でありながら、非常に強い素材であるため、地震のような自然災害に対する耐性を高められます。
    軽さと強さを兼ね備えているのは、大きな特徴であり、魅力だといえます。

    2:防水性

    ガルバリウム鋼板は、防水性にも優れています。
    他の外壁材と比較して隙間が少ないため、水が内部に入りにくいことが防水性の高さに繋がっています。

    3:デザイン性

    ガルバリウム鋼板は、金属の素材感でデザイン性も高いことが特徴的です。
    モダンなデザインを実現しやすく、建物にスタイリッシュな外観を与えられます。

    4:耐用年数が長い

    ガルバリウム鋼板は他の金属材料と比較してもサビにくく、ひび割れしにくいため、長期にわたる使用が可能です。
    耐用年数は20~25年と長く、メンテナンスの手間とコストを削減できます。

    ただし、特定の条件下では耐用年数が短くなる可能性もあるため、注意が必要です。

    □ガルバリウム鋼板の耐用年数を左右する要因とは?

    *環境的条件

    海岸近くでは塩害による錆びや、落葉樹からの電食作用による腐食は、ガルバリウム鋼板の耐用年数を短くさせてしまう一因です。
    環境的条件をできるだけ避けられる場所で使用することをおすすめします。

    *設置の仕方

    ガルバリウム鋼板は、低勾配の設置では、水たまりが原因で腐食が進行しやすくなります。
    また、雨が当たらない地域では、埃が流されず、これも腐食の一因となり得ます。

    □まとめ

    ガルバリウム鋼板は、デザイン性と実用性を兼ね備えた優れた外壁材です。
    その軽量で耐久性の高い特性は、多くの住宅所有者にとって魅力的な選択肢となり得ます。

    しかし、耐用年数には環境的条件や設置方法が大きく影響するため、これらの要因を考慮した上での選択が重要です。

  • トタン屋根の穴は自分で補修できる?症状別最適な補修方法をご紹介!

    2024/05/02

    「トタン屋根の穴はどう補修するのか」
    「自分でトタン屋根の穴を補修することはできるのか」
    トタン屋根についてこのような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか。
    軽量で費用も安いトタン屋根、もしもの時にどう対処すれば良いのか、気になる方は多いですよね。

    そこで本記事では、トタン屋根の穴を自分で補修する方法と症状別に最適な補修方法をご紹介します。

    □トタン屋根の穴を自分で補修!

    トタン屋根の穴は、大きさや程度によりますが、自分で補修できます。
    簡単にできる応急処置方法を紹介しますので、雨漏りに悩まされる前に、以下の2つの方法で対処しましょう。

    1:防水テープを使用した補修

    まずは、下記の物を用意しましょう。

    ・屋外用の防水アルミテープ
    ・紙やすり
    ・中性洗剤を溶かした水
    ・雑巾

    そして、穴の周辺の塗装を紙やすりで剥がし、洗剤水に浸した雑巾で清掃します。
    これにより、補修箇所を清潔にし、テープの密着を高められます。
    次に、穴を覆うように防水テープを貼り付ければ完了です。

    2:コーキング材による補修

    まず、下記の物を準備します。

    ・コーキング材
    ・プライマー
    ・中性洗剤水
    ・雑巾
    ・マスキングテープ

    穴の周囲を同様に清掃後、マスキングテープで養生し、プライマーを塗布します。
    その後、コーキング材を充填し、固まる前にマスキングテープを剥がせば、補修完了です。

    *原因不明の場合の応急処置

    穴の位置が特定できない場合、屋根全体をブルーシートで覆う方法が効果的です。
    ブルーシートと土のう袋を用意し、屋根にブルーシートをかぶせ、土のう袋で固定します。
    ブルーシートで覆う方法は短期間の処置として最適ですが、長期的には専門会社による修理を検討しましょう。

    □トタン屋根の症状別最適な補修方法!

    *サビ・穴あきに対する修理

    サビが原因で小規模な穴が開いた場合、まずサビを磨いて除去し、サビ止め剤を塗布後、専用塗料で上塗りします。

    しかし、サビが進行して大きな穴が開いてしまった場合は、トタン材の交換が必要です。

    *色あせ・塗膜の剥がれに対する修理

    塗膜の剥がれは、屋根の塗料が紫外線の影響で傷み、色あせることが原因です。
    塗膜が剥がれると金属部分が露出し、サビや雨漏りの原因となってしまいます。
    塗膜がはがれたり、全体がくすんだりした場合は、再塗装が必要です。

    □まとめ

    トタン屋根の穴は、小さなものや一時的なものであれば、自分で補修できます。

    ただし、屋根のDIYは危険を伴う場合もありますので、安全に注意して作業を行い、必要であれば専門の会社に相談することが重要です。
    正しい知識と適切な方法で屋根修理に取り組むことで、雨漏りを防ぎ、家を守りましょう。

  • トタン屋根もカバー工法が可能です!

    2024/04/28

    築30年のトタン屋根のカバー工法をご紹介します。協力会社様のご実家で雨漏りが発生しました。築30年の屋根は3年前に塗装をしていましたが、サビがあちこちに有り塗膜が膨れている状態。よく見るとそのサビた部分には穴がありました。トタン屋根の下はルーフィングと呼ばれる防水シートが貼ってあるので雨漏りしている状況は、その防水シートも劣化でダメになっているんです。スレート屋根にカバー工法を採用するケースは良く知られています。実は古いトタン屋根もカバー工法で施工可能なんです。種類によって屋根材は選ぶ必要がありますが、メリットとしては屋根の解体撤去費用がうきます。自宅の屋根でお困りならまずはご相談ください!経験豊富な屋根のプロがまずは現状を調査して必要なご提案をいたします。ご気軽にご連絡ください。