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ガルバリウム屋根の雪止めは必須!選び方から設置・メンテナンスまで解説

2024/10/16

ガルバリウム屋根を採用した皆様は、住まいの安全と美観を重視していることと思います。
特に雪国にお住まいの場合は、冬場の積雪による屋根への負担が大きくなり、雪下ろし作業も大変ですよね。
そこで、ガルバリウム屋根の雪止めについて、選び方から設置・メンテナンスまで詳しく解説していきます。
この記事を読めば、ガルバリウム屋根の雪止めに関する知識を深め、適切な雪止めを選定し、安全な住環境を実現するための具体的な方法が理解できますよ。

□ガルバリウム屋根と雪止めの関係

ガルバリウム屋根は、軽量で耐久性に優れ、デザイン性も高いことから近年人気が高まっています。
しかし、ガルバリウム屋根は金属製のため、雪の重みに耐えきれず、屋根から雪が滑り落ちやすいという特徴があります。
そのため、雪止めを設置することが必須となります。
雪止めは、屋根から雪が滑り落ちるのを防ぎ、人身事故や建物への被害を防ぐ役割を果たします。

1:人身事故の防止

雪止めがない場合、雪は大きなかたまりとなって落下し、通行人や住人が雪に直撃されてけがをするリスクがあります。
重い雪のかたまりは大きな重量があり、直撃すれば重傷や死亡事故につながる可能性があります。
雪止めを設置することで、雪が少しずつ落下するため、人身事故の発生を防ぐことができます。

2:雨どいの破損・歪みの防止

大きな雪のかたまりが落下すると、雨どいに対して追加の負荷がかかります。
これが原因で雨どい自体が歪んだり破損したりする可能性があります。
雪止めを設置することで、雪が少しずつ落下するため、雨どいへの負担を軽減し、破損を防ぐことができます。

3:カーポートや車の破損の防止

落下する雪が重く、かつ硬い場合、カーポートの屋根や車体に損傷を与える可能性があります。
雪止めを設置することで、雪が少しずつ落下するため、カーポートや車体への被害を軽減できます。

□雪止めの選び方から設置・メンテナンスまで

雪止めには、様々な種類や素材があります。
ガルバリウム屋根に適した雪止めを選ぶためには、屋根の形状や積雪量、予算などを考慮する必要があります。

1:雪止めの種類

雪止めには、大きく分けて「屋根勾配式雪止め」と「軒先式雪止め」の2種類があります。
屋根勾配式雪止めは、屋根の勾配を利用して雪を落とすタイプで、軒先式雪止めは、軒先に設置して雪を落とすタイプです。
屋根勾配式雪止めは、軒先式雪止めよりも雪止め効果が高いですが、設置費用が高くなる傾向があります。
軒先式雪止めは、屋根勾配式雪止めよりも雪止め効果は低くなりますが、設置費用が安く、施工がしやすいというメリットがあります。

2:雪止めの素材

雪止めの素材には、ガルバリウム鋼板、アルミ、ステンレスなどがあります。
ガルバリウム鋼板は、錆びにくく耐久性に優れているため、雪止めとしてよく使われています。
アルミは、軽量で錆びにくいという特徴があります。
ステンレスは、最も錆びにくい素材ですが、価格が高くなります。

3:雪止めの選び方のポイント

雪止めの選び方では、以下の点を考慮することが大切です。

・屋根の形状
屋根の勾配や形状に合わせて適切な雪止めを選ぶ必要があります。

・積雪量
積雪量が多い地域では、雪止め効果の高い雪止めを選ぶ必要があります。

・予算
雪止めは、種類や素材によって価格が異なります。
予算に合わせて適切な雪止めを選ぶ必要があります。

4:雪止めの設置方法

雪止めの設置は、専門業者に依頼することをお勧めします。
自分で設置する場合には、必ず施工方法をよく理解し、安全に配慮して作業を行ってください。
雪止めの設置には、屋根材に穴を開ける必要があります。
穴を開ける位置や深さは、雪止めの種類や屋根材によって異なります。
また、雪止めの固定には、ビスやボルトを使用します。
ビスやボルトの長さは、屋根材の厚さに合わせて選ぶ必要があります。

5:雪止めのメンテナンス

雪止めは、設置後も定期的なメンテナンスが必要です。
特に、雪止めの固定部分やコーキング部分は、経年劣化により緩んだり、剥がれたりする可能性があります。
定期的に点検を行い、必要に応じて補修や交換を行うようにしましょう。
雪止めは、屋根材の寿命を延ばす効果も期待できます。
雪止めが適切に設置され、定期的にメンテナンスが行われていることで、屋根材への負担を軽減し、寿命を延ばすことができます。

6:雪止めの交換の目安

雪止めの交換の目安は、築10年程度です。
雪止めの素材や設置状況によって異なりますが、築10年程度で一度、以降は塗料の耐用年数に応じて定期的な塗り替えを心がけることが重要です。
雪止めが錆びたり、破損したりしている場合は、交換が必要です。
雪止めが交換時期かどうか判断できない場合は、専門会社に相談することをお勧めします。

□まとめ

この記事では、ガルバリウム屋根の雪止めについて、選び方から設置・メンテナンスまで解説しました。
雪止めは、ガルバリウム屋根の安全性を高めるために必須のアイテムです。
適切な雪止めを選定し、設置することで、人身事故や建物への被害を防ぐことができます。
また、定期的なメンテナンスを行うことで、雪止めの寿命を延ばし、安全な住環境を維持することができます。
この記事を参考にして、ガルバリウム屋根の雪止めについて理解を深め、安全な住まいを実現してください。