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塩ビシート防水のデメリットを徹底解説!向いている建物・屋上とは?

2024/08/28

塩ビシート防水は、低コストで施工できることから、多くの建物で採用されている防水方法です。
しかし、低コストなだけでなく、耐久性や耐候性にも優れているなど、メリットも多い一方で、デメリットも存在します。
自宅や建物の防水工事の際に、塩ビシート防水を検討している方は、メリットだけでなくデメリットも理解した上で、適切な判断をする必要があります。
この記事では、塩ビシート防水のメリットだけでなく、デメリットや向いている建物・屋上についても解説します。


□塩ビシート防水のメリット・デメリット


塩ビシート防水は、低コストで施工できる一方で、デメリットも存在します。
この記事では、塩ビシート防水のメリットだけでなく、デメリットや向いている建物・屋上についても解説していきます。


1:塩ビシート防水のメリット


塩ビシート防水は、他の防水方法と比べて低コストで施工できることが大きなメリットです。
これは、塩ビシート自体が安価であること、施工に必要な機材が少なく、工期も短いため人件費を抑えられることなどが理由として挙げられます。
また、塩ビシートは耐久性や耐候性にも優れており、長期間にわたって防水効果を発揮します。
塩ビシートは、紫外線や雨水に強く、変色や劣化を起こしにくいという特徴も持っています。


2:塩ビシート防水のデメリット


塩ビシート防水は、低コストで施工できる反面、いくつかのデメリットも存在します。


1:凸凹が激しい場所や複雑な形状への対応が難しい


塩ビシートは、柔軟性に乏しいため、凸凹が激しい場所や複雑な形状の場所に施工するのが難しいです。
特に、排水口や配管周りなど、複雑な形状の箇所は、施工が難しく、漏水の原因となる可能性があります。


2:施工後も塩化ビニールの臭いが残る


塩ビシートは、塩化ビニール樹脂で作られているため、施工後も塩化ビニールの臭いが残ることがあります。
臭いは時間とともに薄れていきますが、敏感な人にとっては気になるかもしれません。


3:外部損傷に弱い


塩ビシートは、外部からの衝撃や擦り傷に弱く、破れや裂けが発生しやすいです。
そのため、歩行量の多い場所や、物が置かれる場所への施工は、注意が必要です。


□塩ビシート防水のデメリットを解説


塩ビシート防水は、低コストで施工できる反面、いくつかのデメリットも存在します。
これらのデメリットを理解した上で、塩ビシート防水が向いている建物や屋上を判断することが重要です。


1:凸凹が激しい場所や複雑な形状への対応が難しい


塩ビシートは、柔軟性に乏しいため、凸凹が激しい場所や複雑な形状の場所に施工するのが難しいです。
特に、排水口や配管周りなど、複雑な形状の箇所は、施工が難しく、漏水の原因となる可能性があります。
このような場所には、シートの重ね方を工夫したり、シートを切断して貼り合わせたりするなどの技術が必要となります。
そのため、施工には熟練の技術が必要となり、施工費用が高くなる可能性もあります。


2:施工後も塩化ビニールの臭いが残る


塩ビシートは、塩化ビニール樹脂で作られているため、施工後も塩化ビニールの臭いが残ることがあります。
臭いは時間とともに薄れていきますが、敏感な人にとっては気になるかもしれません。
特に、屋内や密閉された空間では、臭いがこもりやすく、気になる場合は、換気を十分に行う必要があります。


3:外部損傷に弱い


塩ビシートは、外部からの衝撃や擦り傷に弱く、破れや裂けが発生しやすいです。
そのため、歩行量の多い場所や、物が置かれる場所への施工は、注意が必要です。
歩行量の多い場所には、塩ビシートの上に保護層を設けるなどの対策が必要となります。


4:シートのつなぎ目部分の処理が甘いと、漏水の原因になる


塩ビシートを貼り合わせる際、つなぎ目部分の処理が甘いと、そこから水が浸入し、漏水の原因となります。
そのため、つなぎ目部分は、しっかりと重ねて接着剤で固定する必要があります。
また、つなぎ目部分には、防水テープを貼り付けるなどの補強を行うことも有効です。


□まとめ


塩ビシート防水は、低コストで施工できる反面、凸凹が激しい場所や複雑な形状への対応が難しい、施工後も塩化ビニールの臭いが残る、外部損傷に弱いなどのデメリットも存在します。
塩ビシート防水を検討する際は、これらのデメリットを理解した上で、建物の構造や用途、予算などを考慮し、適切な防水方法を選択することが重要です。