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雨押さえ板金とは?屋根の雨漏り対策に欠かせない存在とその役割について解説

2024/08/24

マイホームを建てる、またはリフォームを考えているあなたは、雨漏りに対する不安を抱えているのではないでしょうか。
せっかくの新築やリフォームなのに、雨漏りによって住み心地が悪くなってしまっては台無しです。
雨漏りの原因はさまざまですが、その中でも屋根と外壁の接合部分に発生する雨漏りは、適切な対策を施さなければ、深刻な問題に発展する可能性があります。


そこで注目したいのが、「雨押さえ板金」です。
雨押さえ板金は、聞き慣れない言葉かもしれませんが、実は雨漏り対策に欠かせない存在なのです。
この記事では、雨押さえ板金がどのような役割を果たすのか、素材や取付方法、メンテナンス方法など、雨押さえ板金に関する情報を解説していきます。


□雨押さえ板金とは?役割と必要性について解説


雨押さえ板金とは、屋根と外壁の接合部分に取り付ける板金のことです。


1:雨水の浸入を防ぐ


雨押さえ板金の最も重要な役割は、雨水が住宅内部に浸入するのを防ぐことです。
屋根と外壁の接合部分には、構造上どうしても隙間ができてしまいます。
この隙間から雨水が浸入し、雨漏りを引き起こしてしまうのです。
雨押さえ板金は、この隙間を塞ぎ、雨水の浸入を防ぐ役割を担っています。


2:さまざまな構造に対応


屋根の形状や外壁材の種類、施工方法などによって、雨押さえ板金の取付方法も異なります。
例えば、瓦屋根の場合、瓦と外壁の間に雨押さえ板金を設置する必要があります。


一方、金属屋根の場合、屋根材と外壁の間に雨押さえ板金を設置する場合や、屋根材の一部として雨押さえ機能を備えている場合もあります。


3:雨漏り対策の必須アイテム


雨押さえ板金は、雨漏り対策において非常に重要な役割を果たすため、新築やリフォームの際には必ず設置することをおすすめします。
雨押さえ板金を設置することで、雨漏りによる住宅の損傷を防ぎ、安心して快適な生活を送ることができます。


□雨押さえ板金の素材と取付方法


雨押さえ板金は、主にガルバリウム鋼板や銅板など、耐久性のある素材でできていることが多いです。


1:ガルバリウム鋼板


ガルバリウム鋼板は、鉄にアルミニウムと亜鉛を合金メッキしたもので、耐食性、耐候性に優れているため、雨押さえ板金に最適な素材です。
また、軽量で加工性に優れているため、さまざまな形状に加工ができ、デザイン性も高い点が特徴です。


2:銅板


銅板は、高級感があり、経年変化によって味わい深い色合いになるため、近年人気が高まっています。
また、耐候性、耐食性に優れており、長寿命であることも魅力です。


ただし、ガルバリウム鋼板に比べて価格が高いため、予算に合わせて素材を選ぶ必要があります。


3:取付方法


雨押さえ板金の取付方法は、屋根材の種類や施工方法によって異なります。
一般的には、屋根材を施工した後に下地材を取り付け、その上に加工した板金材を釘やビスで固定します。
新築の場合、外壁材を施工する前に雨押さえ板金を設置することが多く、リフォームの場合、外壁材を剥がすことなく、外壁材の外側に雨押さえ板金を設置することが多いです。


□まとめ


雨押さえ板金は、屋根と外壁の接合部分に設置することで、雨水の浸入を防ぎ、雨漏りを防ぐ重要な役割を果たします。
ガルバリウム鋼板や銅板など、耐久性のある素材でできているため、長期間安心して使用できます。
雨押さえ板金の設置は、新築やリフォームの際に必ず検討すべき事項です。
雨押さえ板金を取り付けることで、雨漏りによる住宅の損傷を防ぎ、快適な生活を送れます。