コロニアル屋根への葺き替えを検討している、家のリフォームに興味がある、DIYにも挑戦したいと考えている、住まいの知識を深めたいと思っている方へ。
この記事では、コロニアル屋根の施工方法を写真付きで解説します。
工程や必要な職種、注意点などを分かりやすく説明することで、読者が安心してリフォーム計画を進められるように支援します。
□コロニアル屋根とは?
コロニアル屋根とは、陶器瓦平板の約2分の1くらいの軽くなった「平形屋根スレート」のことです。
ケイミュー様の商品名「カラーベストコロニアル」として、多くの住宅に採用されています。
1:浸入コロニアル屋根の特徴
コロニアル屋根は、軽量で地震時の揺れを軽減できることが大きな特徴です。
また、高耐候アクリルコートと2つの無機層で表面のトップコート(塗膜)が劣化しても色感をキープします。
さらに、コロニアルは1枚910mm×410mmの大きさですが、実際は軒先から重ねて葺いていきますので、182mmしか見えてきません。
そのため、雨の吹込みにも強い屋根材と言えるでしょう。
2:浸入コロニアル屋根の種類
コロニアルシリーズには、遮熱グラッサ、グラッサ、グラッサ・シャッフル、クアッドなど、さまざまな種類があります。
カラーバリエーションも豊富で、住宅の外観に合わせた選択が可能です。
3:浸入コロニアル屋根のメリット
コロニアル屋根は、軽量、耐震性、耐久性、遮熱性、雨水への強さなど、多くのメリットがあります。
これらの特徴から、地震が多い地域や、夏の暑さ対策、雨漏り対策など、さまざまなニーズに対応できる屋根材として人気です。
□コロニアル屋根施工の工程を写真で解説
ここでは、瓦屋根からコロニアル屋根への葺き替え工事の工程を写真と説明文で詳しく解説していきます。
各工程に必要な職種や注意点なども盛り込み、読者が施工のイメージを掴みやすくします。
1:浸入瓦捲り・撤去・清掃
コロニアル屋根を葺く前に、既存の瓦を1枚ずつ丁寧に捲っていきます。
この作業には、板金屋根職人、解体職人、瓦職人が携わります。
2:浸入下地処理、ゆがみ・たわみ調整・野地板張り
コロニアル屋根を長く美しく保つためには、下地処理が非常に重要です。
既存の屋根のゆがみ、たわみを調整し、構造用合板12ミリの野地板をしっかりと張っていきます。
この工程には、板金屋根職人、大工職人、瓦屋根職人が携わります。
3:浸入防水処理
防水処理は、雨水が屋根材から浸入するのを防ぐための重要な工程です。
改質アスファルトルーフィングを敷き込み、雨水の浸入を防ぎます。
この工程には、板金屋根職人、瓦職人が携わります。
4:浸入雨仕舞処理、軒先・ケラバ・棟・壁際
雨仕舞処理は、雨水が屋根の隙間から侵入するのを防ぐための重要な工程です。
軒先、ケラバ、棟、壁際などに板金を設置し、しっかりと雨仕舞を行います。
この工程には、板金屋根職人が携わります。
5:浸入コロニアル葺き
いよいよコロニアル屋根を葺いていきます。
コロニアルは、軒先から重ねて葺いていくため、丁寧な作業が必要です。
この工程には、板金屋根職人、瓦職人が携わります。
□まとめ
コロニアル屋根は、軽量で耐久性に優れ、さまざまなメリットを持つ屋根材です。
瓦屋根からコロニアル屋根への葺き替え工事は、複数の職種が連携して行う複雑な作業となります。
それぞれの工程を理解し、信頼できる会社に依頼することが重要です。
この記事が、読者がコロニアル屋根のリフォーム計画を進める上で役立つことを願っています。