天井にある穴は、見た目が悪いだけでなく、放置すると更なる被害につながる可能性があります。
天井の穴を発見したら、早めに原因を特定し、適切な処置を施すことが大切です。
本記事では、天井に穴があく主な原因と、穴を塞ぐ方法、そして自分で修理すべきかプロに依頼すべきかの判断基準について解説します。
□天井に穴があいた!主な原因は?
天井に穴があく原因は、大きく分けて外的要因によるものと、雨漏りによるものの2つがあります。
考えられる3つの原因を見ていきましょう。
1:照明器具の交換時のミス
照明器具を交換する際、無理に古い器具を引っ張ると、天井の石膏ボードにダメージを与え、穴があいてしまうことがあります。
天井下地の石膏ボードは薄いため、軽い衝撃でも穴があきやすいのです。
2:天井掃除時の衝撃
ハタキなどで天井を掃除している際に、うっかり天井にぶつけてしまうと、穴があくことがあります。
特に力を入れすぎると、石膏ボードが割れてしまう危険性が高まります。
3:雨漏りによる劣化
雨漏りが原因で天井材が徐々に傷み、もろくなることで穴があくケースもあります。
雨漏りによる穴の特徴は、穴の周囲にシミができていることです。
雨水が染み出し、クロスにシミを作るためです。
天井にシミを発見したら、雨漏りの可能性を疑ってみましょう。
□天井修理は自分で行うべき?プロに依頼すべきかの判断基準
天井の穴を発見したら、自分で修理するか、プロに依頼するかを判断する必要があります。
自分で修理すればコストを抑えられる一方、失敗すると余計な出費につながります。
特に天井の補修は難易度が高いため、慎重に判断することが大切です。
*クロスの劣化具合をチェック
経年劣化でクロスが硬化している場合、自分で補修すると割れたり、折れ跡ができたりして、状態を悪化させる可能性があります。
また、劣化したクロスは色合いがまだらなため、補修箇所が目立ちやすくなります。
プロの補修屋は、クロスを痛めずに補修し、補修箇所を目立たなくする技術を持っているため、クロスが劣化している場合はプロに依頼するのがベターでしょう。
*損傷の数を確認
天井の損傷が複数ある場合、DIYで補修すると仕上がりにムラが出やすくなります。
天井の補修は体力を必要とするため、複数箇所を補修していると、疲れから作業が雑になりがちです。
また、途中で塗料やパテが足りなくなり、新たに用意すると色合いが変わってしまうこともあります。
プロの職人は、一定の品質で仕上げられるため、損傷が多い場合は依頼するのが賢明です。
*穴のサイズを測定
穴が大きい場合、DIYで補修するには高度な技術が必要になります。
クロスの張り替えが必要になることもあるため、穴が大きいときはプロに任せるのが無難です。
一方、穴が小さい場合は、ホームセンターなどで販売されている穴塞ぎ用のシールやパテで補修できます。
ただし、穴から虫の死骸やフンが落ちてくる場合は、シロアリなどの食害を受けている可能性があるため、専門家への調査を依頼することをおすすめします。
□まとめ
天井の穴は、外的要因や雨漏りが原因で発生し、放置すると被害が拡大する恐れがあるため、早めの対処が肝心です。
穴を塞ぐ際は、クロスの劣化具合や損傷の数、穴のサイズを確認し、自分で修理できるかどうかを見極めましょう。
状況によってはプロに依頼するのが賢明です。
天井の穴でお悩みの際は、本記事を参考に適切な対処を行ってくださいね。