自宅を守るためには、屋根のメンテナンスが欠かせません。
特に屋根棟は、屋根の最も重要な部分の1つであり、傷みやすく修理機会の多い部位です。
この記事では、屋根棟や棟包み板金に焦点を当て、基本知識から修理・メンテナンスの方法までを解説します。
□屋根棟の基本と修理工事の種類
屋根棟とは、屋根面が接する境界部分のことで、屋根の頂点にある部分や、軒先に向かって下る部分などが該当します。
この部分は特に傷みやすく、水の浸入を防ぐ重要な役割を担っています。
そのため、経年劣化や自然災害によるダメージを受けやすく、定期的な点検と適切なメンテナンスが欠かせません。
屋根棟は大きく「板金」と「瓦」の二つの素材に分けられ、それぞれに適した修理方法があります。
1:金属製棟包み板金の特徴と修理方法
ご自宅の屋根が、スレートや金属でできている場合には、金属製の棟包み板金が屋根棟として使われています。
日本の家に使われる屋根材の6割は、スレートか金属のため、棟包み板金が使われているケースがほとんどです。
金属製の棟包み板金は、釘で打ち付けて固定されています。
そのため、修理には釘の打ち直しや板金の交換が含まれ、比較的費用が安く、工期も短いのが特徴です。
2:瓦製棟瓦の特徴と修理方法
瓦屋根の場合、棟も瓦でできており、漆喰や針金で固定されます。
修理は棟瓦の積み直しや漆喰の塗り直しなどが行われ、棟瓦のズレや劣化に対応します。
□棟包み板金と棟瓦の修理やメンテナンスが重要な理由!
屋根棟のメンテナンスは、家全体を守るために重要です。
特に棟板金と棟瓦は、屋根の中でも注意を払うべき部分であり、それぞれに適したメンテナンスのタイミングと方法があります。
*棟包み板金のメンテナンスの重要性とタイミング
棟包み板金は、風雨や強風によるダメージを受けやすく、定期的なメンテナンスや修理が欠かせない部分です。
棟包み板金のメンテナンスとしては、約10年から15年ごとに塗装を行い、釘の浮きや板金の状態をチェックするようにしましょう。
*棟瓦のメンテナンスの重要性とタイミング
棟瓦のメンテナンスは、雨漏りや瓦がズレて落下するリスクを避けるためにも欠かせません。
メンテナンスのタイミングは、20年から30年に一度とされており、棟包み板金よりも長持ちします。
しかし、経年劣化や自然災害によって20年以内にメンテナンスが必要になるケースもありますので、異変が見られたらすぐに対処しましょう。
□まとめ
この記事では、屋根棟の基本から、棟包み板金と棟瓦のメンテナンスに必要な知識について解説しました。
屋根棟は家全体を守る上で重要な部分であり、メンテナンスには特に注意が必要です。
定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、屋根の寿命を延ばし、自宅を守りましょう。