屋根板金のメンテナンスや修理についての疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自宅の屋根の状態に不安を感じている方々に向けて、屋根板金の基本知識からメンテナンスの重要性、さらには修理やメンテナンスの費用相場までご紹介します。
この情報を、適切な対応策を選ぶための参考にしてください。。
□屋根板金ってなに?
屋根板金は屋根のつなぎ目を保護する金属の平たい板です。
これは雨水や風、虫などの侵入を防ぐための重要な役割を担っていおり、主にガルバリウム鋼板、ステンレス、銅製品、トタンなどが使用されています。
屋根板金は大きく分けて三つのタイプがあり、それぞれに特徴があります。
1:棟板金
棟板金は屋根の最上部に位置し、主にストレートや金属屋根に使用されます。
特に古い住宅ではトタンが用いられることが多く、錆びやすい環境にあります。
ガルバリウム鋼板は錆に強いものの、突風や温度変化による劣化のリスクがあります。
2:谷樋板金
谷樋板金は屋根の谷部分に設置され、雨水や雪の影響を受けやすいため、屋根板金の中で最も修理が必要とされる場所です。
特に雨漏りのリスクが高いため、定期的なチェックが必要です。
3:水切り板金
水切り板金は屋根と外壁の隙間から雨風を防ぐ役割を果たします。
屋根の端に設置されることが多く、材質によって錆や浮きの劣化スピードが異なります。
□屋根板金メンテナンスの費用相場
1:釘打ちコーキング工事
釘打ちコーキング工事は棟板金の釘がゆるんでいる場合に行われ、費用の相場は2万円から5万円程度です。
これにより、釘を打ち直し、コーキング材で覆います。
2:板金交換工事
板金の劣化が進んでいる場合、板金自体の交換が必要です。
この工事は1mあたり3,000円から5,000円で行えます。
3:貫板交換工事
屋根板金が飛ばされ、貫板が露出してしまった場合は貫板交換工事が必要です。
この工事の相場は1mあたり3,500円から5,000円です。
4:サビ止め塗装工事
サビが発生している板金にはサビ止め塗装が必要で、その相場は5万円からです。
板金の長さによって異なりますが、10万円を超えることは少ないです。
5:清掃
板金周りの清掃は、特に谷樋板金の周囲にゴミや落ち葉が溜まっている場合に重要です。
この費用の相場は1万円からです。
□まとめ
屋根板金の基礎知識からメンテナンスの重要性、さらには各種修理やメンテナンスにかかる費用相場までを紹介しました。
屋根板金のメンテナンスは住宅の保護にとって不可欠です。
今回の記事を参考に、安全に暮らせる住宅建設をしてみてください。